ヌメ革は、植物の渋に含まれる成分のタンニンを使って牛の皮を鞣し（なめし）仕上げた革です。
牛の皮を鞣すことにより製品としての革へと加工します。
ヌメ革は、繊維の目が詰まっていることによりとても丈夫で少々の荒い使用にも耐えることができます。
使い始めのころは固く表面に傷がつきやすいのですが使い続けることにより繊維がほぐれ、手の脂や革に含まれている脂が表面に溶け出し艶が出てくることで柔らかく傷がつきにくくなってきます。
染色されていないナチュラルカラーは、日光などで深いあめ色と変化し傷などと相まって唯一無二のアイテムとなります。
染色された革は、より深いカラーへと変化します。
これがエイジング、経年変化といわれるものです。
また、ヌメ革は牛の皮に最も近く生きているときについた傷やシワ、血筋、毛穴などの自然の風合が残っているのも特徴の一つです。
だから同じ製品でも一つとして同じものはないのです。